スクラッチ×micro:bit でエクササイズゲームをつくろう①

 micro:bit(マイクロビット)は手のひらサイズの小さなコンピューター。いろいろな機能
(きのう)

(そな)
わっていて、自分でプログラミングをすることができるよ。ブログラミングは「MakeCode(メイクコード) for micro:bit」を使えば、初心者でもかんたんにできるんだ。

 『子供の科学』本誌
(ほんし)
連載
(れんさい)
「micro:bitでレッツプログラミング!」では、micro:bitを使った「探検
(たんけん)
ウォッチ」というツールを使って、その機能
きのう
をプログラミングでつくったけれど、この連載が「スタプロ」にお引っ越し。Web連載でも、探検ウォッチのいろいろな機能をプログラミングでつくっていくぞ!

 これまでの本誌連載のバックナンバーは、「micro:bitでレッツプログラミング!」旧サイトで公開しているよ。本誌の連載を見たことがないという人は、まずこちらを見てみてね。Web連載は、本誌の連載の続きになっているから、基本的なことがわからなくなったら本誌のバックナンバーを
()
り返ろう。

 今回は探検ウォッチと、初心者向けプログラミング言語の定番
ていばん
、Scratch(スクラッチ)のプログラムを連携
れんけい
させて、おうちの中で楽しめるゲームをつくっていくぞ。

 探検ウォッチの本体であるmicro:bitは、無線
むせん通信
つうしん
機能としてBLE(Bluetooth Low Energy)が搭載
とうさい
されている。これを使うことで、パソコンやタブレットと通信することができる。

micro:bitに搭載されているBLEアンテナ

 そして、スクラッチの拡張
かくちょう
機能を使えば、micro:bitからスクラッチのプログラムがコントロールできるんだ。今回はその組み合わせで、エクササイズゲームをつくっていこう。

 おうちで過ごす時間が増えて、ちょっと体を動かしたいなーと思ったときや、家族みんなの運動不足解消
かいしょう
にも役に立つかもしれないね。どうせなら楽しく遊べるゲームにしたいね!

 今回は、micro:bitとスクラッチをつなぐ方法を紹介するよ。

1 連携のしくみ

 micro:bitとスクラッチを連携するには、パソコン側に「Scratch Link」というアプリケーションが必要だ。そして、micro:bitにはデータのやり取りをするための.hexファイルを書き込む必要があるよ。
 なお、micro:bitとスクラッチを連携する場合に、必要なパソコンの環境
かんきょう
は次のようになるよ。

OS     Windows 10 Version1709以降/macOS 10.13以降
通信Bluetooth 4.0
ソフトウェア Scratch Link

1.1 パソコンに「Scratch Link」をインストールする

 まずはパソコンに「Scratch Link」をインストールしよう(ここではWindowsでの方法を紹介する)。スクラッチ公式の、micro:bit接続のヘルプページや、Windowsならば「Microsoft Store」からダウンロードできる。

Scratch Linkがダウンロードできるmicro:bit接続のヘルプページ

 「Microsoft Store」から入手すると、インストールまでは自動でできるけど、スクラッチ公式サイトから直接
ちょくせつ
ダウンロードした場合は、zipファイルを解凍
かいとう
して、インストーラーを実行しよう。「Scratch Link」をダブルクリックして実行
じっこう
し、ステータスバーにアイコンが表示されたらOKだ。終了したい場合は、アイコンを右クリックして終了
しゅうりょう

えら
ぼう。

ステータスバーに表示されている「Scratch Link」のアイコン

1.2 Scratch micro:bit HEXを書き込もう

 次に、micro:bitにScratch micro:bit HEXファイルを書き込むよ。「Scratch Link」と同じヘルプページからzipファイルをダウンロードして解凍しよう。できた.hexファイルをmicro:bitに書き込んでね。micro:bitをUSBケーブルでパソコンにつないで、.hexファイルをドラッグ&ドロップでコピーしよう。

Scratch micro:bit HEXファイルをダウンロードする

 コピーをしたら、パソコンからmicro:bitを外して、電源
でんげん
をオンにしよう。LEDディスプレイにアルファベットが5文字表示される(この5文字はmicro:bitによって違うので確認してね)。そのままスクラッチとつなぐ手順
てじゅん
に進もう。

micro:bitのLEDディスプレイに、アルファベットが5文字表示される

2 スクラッチとmicro:bitをつなぐ

 ウェブブラウザーでスクラッチのサイトを開いて、「作る」をクリックしよう。スクラッチのプロジェクトエディターが表示されたら、「拡張機能を追加
ついか
」のボタンをクリックして、「micro:bit」拡張機能を読み込もう。

プロジェクトエディターの拡張機能を追加のボタンをクリック
拡張機能を追加するボタンをクリック
micro:bitを選んで拡張機能を読み込む
「micro:bit」をクリックすると、「micro:bit」拡張機能が読み込まれる

 「micro:bit」拡張機能を読み込んだら、次のような接続
せつぞく
の画面が表示される。「BBC micro:bit[*****]」の[*****]は、Scratch micro:bit HEXファイルを書き込んだときに、LEDディスプレイに表示される文字と同じだよ。自分のmicro:bitを選んで、「接続する」をクリックしてね。
 ここでは1つしか表示されていないけど、micro:bitがいくつかあったらそれも表示されるので、自分のmicro:bitに表示された文字は覚えておいてね。

 もし、次のような画面が出てきたら「Scratch Link」が起動
きどう
しているか、パソコンの設定
せってい
でBluetoothが有効
ゆうこう
になっているか確認してね。

micro:bitが接続されていないエラーメッセージ

 また、途中で接続が切れてしまったら、ブロックパレットの「micro:bit」の横にあるアイコンをクリックしよう。接続の画面が表示されるので、あらためて接続することができるよ。

micro:bitとの接続が切れている状態
micro:bitとの接続が切れている場合は、アイコンがオレンジ色の「!」マークになる
micro:bitと接続されている状態
micro:bitと接続していると、アイコンが緑のチェックマークになるよ。

3 動作を確認してみよう

 micro:bitとスクラッチがうまく接続できたら、動作確認をしてみよう。
 スクラッチのプロジェクトエディターで、「♡を表示する」ブロックをクリックしてみてね。

「♡」を表示するをクリック

 micro:bitのLEDディスプレイに「♡」が表示されたらだいじょうぶだ!

micro:bitのLEDディスプレイに「♡」が表示されたらOK

 さて、今回はmicro:bitとスクラッチを連携させるところまでやってみたよ。これで、スクラッチのプログラムをmicro:bitでコントロールできるようになった。
 次回は、エクササイズゲームをつくるときに、スクラッチのどのブロックを使えばいいか、いろいろ実験してみるよ。お楽しみに!

(文/倉本大資 写真/青柳敏史)

● micro:bitとScratchをつなげる手順を紹介した動画を公開中!

 micro:bitとScratchをつなげる手順について、倉本大資先生が説明してくれる動画を、YouTubeの「子供の科学チャンネル」で公開しているよ! こちらも参考にしてみてね。


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